mishikino's diary

素人が作家として自分を昇華させる研究所

建築物の構造についての考察と一例

うわ、題名を書いてみたら、なんぞ論文かレポートみたいになってしまった。

どうも、いろいろやっております。

 

先週の土曜にもちょっと講義を聞きに行ったりしたのですが

その道中でのお話です。

 

ある建築業者……でいいのかな?

が、建設途中のマンションの説明会のようなものをやっておりました。

と、いってもごく小規模でオープンな感じですが。

 

以前はその場所にアパートが建っていたのですが、

取り壊して、新しく2階建のマンションを建てるようです。

 

はい、ここで私は壮絶な違和感と疑問点に襲われました。

 

 

(2階建ってマンションと呼べるの?)

 

 

辞書で調べてもわからないであろう重要事項に思えました。

当然質問です。

 

「あの、マンションとアパートってどう違うのでしょうか。

この規模だとアパートの方がしっくりくるのですが」

 

「ざっくりご説明すると、アパートは木造で、

マンションはこのように鉄筋や配管にコンクリートで構成されるんですよ」

 

なるほど、納得。

 

 

こんな疑問がスッと出てきたのは

電撃文庫より、「はたらく魔王さま!」がまだ生き残っているため。

 

制作経緯で、編集さんが褒めていた箇所がビンゴだったのです。

「アパートというか、ボロ屋の構造をしっかり描かれていますよね」

確かこんな感じ。

 

私がこれを見逃すはずもなく、以来ず~っと頭の片隅に置いておいたものが

一歩前進した感じですね。

 

審査する編集さんはこの辺とか見てるぞー! つまりこの辺はしっかり書く。

読者としては、精緻に説明されなくても、「赤錆びた階段のボロアパート」

ぐらいで満足しちゃうのにね。「書く」と「読む」ってまったく別物で本当に

不思議です。

 

 

で、見て聞いて体験してきました。

アパートは文章にできないけど、2階建てマンションという

なんとも不思議な響きのする構造体はしっかり書ける知識をゲット。

 

なお、使いドコロはまだない。

 

 

いやぁ、対応してくれた方がいい人でよかった。

・将来一人暮らしをする予定はある

・友人の家族がマンションを持っていて、借家として儲けている

・職業? 作家です。画家とどっちかまだ迷ってますけど

とか餌をまいてごめんなさい、ですけど。

 

ウソではないので悪しからずですね。いや、これホントですよ?

デビューして連載を重ねられるようになったら一人暮らしする予定ですし、

友人の家族がマンション借家経営もしているというのも本当です。

最後が怪しいですが、私は正真正銘、作家ですし。

 

アマチュアとかワナビとか区別なんぞどーでもいいです。

作家の前に「プロ」がつくかつかないか。わたしはこれだけです。

ゆえに作家なのです。

 

 

抱えている作品で、古い屋根瓦とかある家が必要なので

その辺にも注意がいくようになって新発見した日でした。

 

 

なお、講義の内容は作品が本屋さんとかに並ぶまでの工程

みたいな感じで、すっっっごく広聴者が少なかったです。

 

まあ、当然ですよね。デビュー後のことを知る前に

プロになるためにはどうすればいいのかを聴きたい人が大半でしょうし。

 

逆にこうも言えます。

今回、これ聴きに来てる奴らはライバルになる可能性が高い。

 

すでにプロ意識を持っていて、作品の完成とデビューは時間の問題であり

その後、生き続けるためにはどうすればいいのか、

それを知りたいという連中でしょうし。

 

 

記事にエンターテイメント性が足りないとか言われそうなので、

こんなことを言っちゃいましょう。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の著者である

渡航先生がブログで「作品ができるまで」でボヤかしていた

 

  2,3日に一回は担当さんとメールで

  「ぶっ殺すぞ」と言い合う作業です。

 

が、どういった事象なのかを具体的に解説してくれるものでした。

 

拝聴して納得です。なるほど、こりゃあながち間違いじゃないです。

確かに、数日ごとに「ぶっ殺すぞ」と連絡という名の罵倒をしあう作業です。

 

プロは大変ですね、ホント。

 

実は、けっこうデビューが見えてきたので、精神的な余裕が生まれています。

うん、このままいけば今年で勝負作レベルにはなりそうです。

 

勝てる見込みのない試合はしない主義なので、まずはここから。

でも8割以上の勝算が欲しいので、そこまでは出しません。

満を持して出したら全部一次終了とかだったら、

また自分をぶっ壊すところからですけどね。

 

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以上、御織乃でした。