mishikino's diary

素人が作家として自分を昇華させる研究所

一歩先をゆくために(初心者脱却編)

・既存の知識を組み合わせて、フィクションを創るリアリティタイプ ・空想力をフル活動させて、独自の世界を創るファンタジータイプ 前者は学校の勉強ができる秀才タイプですね。 特にソースはないのですが、利目が右で左脳をよく使うタイプに多く見かけます…

〆切りの二週間前には完成させるべき

どの新人賞にも言えることですが、「作品を書き上げたらおわり」ではありません。 実際に印刷をしてみて確かめるべき。という話をよく耳にすると思いますが、これはパソコンで書き上げたものが完全であることなんて、まずないという実例から来ています。 印…

プロの指導で挫折しそうな君に

いま、僕は、プロの指導を受けている。 それはとても有意義で、現実的で、どこまでも自虐的な行為だと思う。 いまにも僕はこわれてしまいそうだ。 こわれたらまた作り直せばいい。簡単に言ってくれる。 僕は僕に反論する。 否定された物語はどう見える。 否…

電子書籍リーダーは買うべからず(現時点において)

いわゆる「写し」である「経写での鍛錬」に効率的かと思いまして、 iPad Air2 を購入し、BOOK☆WALKERのビューワーを導入したところ唖然。 フォーマット(電撃文庫を例とします)である 「1ページ=42文字×34行」がまるで守られていない…… というか無視されて…

「書き上げる」ことと「仕上げる」ことの違い

どうも。 以前短編を一本「書き上げて」久しいです。 その後「仕上げた」ので短編はなんとなく掴んだ気でいます。 そんなところにやってきました業界筋の情報。 長編なんて「一ヶ月ぐらい」で仕上げられないと プロでやってけないよ。 三ヶ月に一本のペース…

心理戦のつくり方 / ライアーゲーム決勝戦予想

心理戦のみならず、物語において必ず必要になる「伏線」。 これを複雑化し、かつロジックめいたことをすればミステリーになる。 って持論はさておき。 相手を騙す、これは基本ですが、これだけでは心理「戦」になりませんよね。 「A」は「B」を騙しているが…

執筆にまつわるバッググラウンドミュージックのお話

「執筆時に聞く音楽を教えてくれ」や 「スランプのときに何聴く?」などに通じるお話です。 ぶっちゃけ、音響のお話がしたかっただけです、はい。 「何を聴く?」も大事だと思うのですが 「どの程度のクォリティで聴きたい?」も重要だと思うのです。 具体例…

作品制作まとめ 其の壱

今回、短編小説の依頼(?)を通して経験できたことを まとめておきたいと思います。 今後、いろいろ迷った時に振り返ることが予想されますので。 ターン0: ・締め切りの恐怖 ・要望から導き出される「制作可能」作品 ※ ・フォーマットの確認 ※超大作の予…

出てこないあの表現! / 締め切りは味方!

現在、短編小説をひとつ手がけています。 仕事とか大層なものではないのですが、「書いている人に」試される作品です。 期限も決められており、かなりギリギリ。 フォーマット自由なところが唯一の救いです。 ところがぎっちょん、電撃文庫大賞の形式でやっ…

写経 - シロクロネクロ(第17回電撃文庫大賞、大賞作品)

本来は「写し」というようですが 禅のごとく黙々とする姿から「写経」とさせていただきます。 題材としたのは 第17回、電撃文庫大賞、大賞作品。 「シロクロネクロ(多宇部 貞人 先生著)」 なんでこの作品なのか、というと「はじまり」がこの作品だったか…

建築物の構造についての考察と一例

うわ、題名を書いてみたら、なんぞ論文かレポートみたいになってしまった。 どうも、いろいろやっております。 先週の土曜にもちょっと講義を聞きに行ったりしたのですが その道中でのお話です。 ある建築業者……でいいのかな? が、建設途中のマンションの説…

作家業界の「ほう」「れん」「そう」、一例

一般常識における集団行動では 「ほう」「れん」「そう」が基本です。 これは学校だろうが、社会だろうが同じことで 報告、連絡、相談なしでは成り立ちません。 と、いうことを本日、某所にて確認してきました。 では作家における、ほうれんそうとはなんぞや…

おおきく息を吸いこんで(深呼吸による体調改善法)

なんだか、Wiiフィットトレーナーだか おおきく振りかぶってだか、どっちを意識したのか 分からん題名になってしまいました。 三週間前ぐらいからですね。めちゃくちゃ調子が悪くなりました。 非常にムカムカする。イライラじゃなくムカムカ。 微妙ですがニ…

魔改造(キャラクター台詞編)

やっていいものかどうか迷った末にやりました。 間違いなく、『魔改造』と呼ばれる部類です。 キャラクターを強化したい。そのためにはどうすればいいか。 そう考えた末に見出した方法でした。 とあるRPGビデオゲームのキャラクター台詞を すべて書き起こす…

キャラクターの魅力を引き出すランクアップ方法

キャラクター間の相関図を書こう。 これに尽きます。 というか私も拝聴してから検討して、なるほど納得したクチなのですがね。 意外とやってない方が多そうです。あんまりしませんよね。 相関図があれば ・キャラクターのブレがさらに抑えられる ・他のキャ…

ノベルス専門学校の有効性についての検証と考察

いったん消してしまった記事を 再編集して掲載という形をとります。 内容が踏み込みすぎ、かつ少々過激だったため かなりオブラートにつつんでお話します。 (※それでもこれだけのものになるか、と書き上げてから驚愕) まずですが、ノベルスの専門学校をWeb…

分類法 - 『キャラクター』『ストーリー』『設定』

作品をプロット化するにあたって 『キャラクター』『ストーリー』『設定』 の3つに分類する方法論があるそうです。 その3つの作り方について 今回は少し考えてみようと思います。 『キャラクター』 ・見た目 ・性格 ・心理 ・行動 『ストーリー』 ・なにを…

プロットを書く。その奥深さ。

この記事は別所で掲載したものを一部改稿しています。 プロットを書かないなんてありえない。 でも実際にそういう作家さんはいます。 では彼らはどうやってストーリーを作っているのでしょう。 きっと「書きながら」「頭のなかで」 別離させなくとも現在進行…

二周目へ向けた方針と、新人賞のメカニズム

さて、と。 粗方読み尽くしてしまったので、二周目に突入しました。 読書メーターの方もピタっと止まったような感じになっています。 最初は「売れてる本から根こそぎ奪ってやる」ぐらいの 意気込みではじめたものの、達成してしまうと次が見えなくなります…

自分はだれ?(高校文化祭編)

学園ものはどこかしらで出てくる出現度の高い題材なので 見学を装った取材に行ってきました。 特定されたくないのですが母校。 当時の私は、学校活動に壮絶なまでの非参加な生徒でした。 そのぶん、他にやりたいこと……ではないですね。 目指したいこと、成し…

日常的な衝撃波、と駄文(ステップアップ)

最近は読書生活が安定しており、ここであまり書くことがない。 「アクセル・ワールド(2)~(既刊)」を読み進めているものの 一冊を二日で消化が限度な精読力です。 まあ、当初の予定どおり 「三ヶ月に一度ぐらいで見に来ればいいと思う」 という感覚的根…

朝に弱い、夜に強い。集中は二十分。

朝に目が覚めて、朝食をとったらすぐに脳がシャッキリとして 集中できる人はとても羨ましいです。 方法論を教えて欲しいぐらいです。 私は真逆です。 生まれつき、脳波三型におけるα、β、γ派のうち 興奮をつかさどるβ派が強かったようです。 (脳神経外科の…

物語、お話、その他(筋の分類)

マグダラで眠れ(2)を読了し、狼と香辛料(1)に 取り掛かって、はや5日が経とうとしています。 「あー、わし物書きに向いてないわー」 とか非常に悲観的かつ、思っても考えてはいけないことを 浮かべながら、一日20ページほどのペースで進めています。 …

固い文章、固い印象。柔らかい文章、柔らかい印象。 - MIX

固い、柔らかいという感覚的表現はよく目にすると思うのですが いったいどういうものなのでしょうね。 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(1)~(6)」の後に 「マグダラで眠れ(2)」を直感的に選択した理由がわかりました。 前者は固い文章…

カタルシスの正体に迫ってみる(第一回)

カタルシスの代名詞として帯に出された作品は、かの有名な 「アクセル・ワールド」ですが、私は今まさに違った角度で 同種のものを感じてしまったので、後のため記しておきます。 「かわいそす」+「共感」+「興奮」=「カタルシス」 これが今のところの定…

得意分野と作風のマッチングについて考える

渡航先生なら、それでも渡航先生なら許してくれるッ! と思うので出してみます。 渡航先生はデビュー作(前作)にて妖怪譚っぽいものを 語られておられたようで。 読んでいませんし、買ってもいません。 題名とイラストを見ればなんとなく、と。 漫画ならば…

作風と読者のリズム - 助詞を省くか載せるか

前回の雑記と合わせてお読みくださると 「なるほど」感が増すかもしれません。 どうも突っかえるというかリズムが狂うというか 変なところで「ガクッ」っとなる感じ。 自転車で言えば、ギアを変えた瞬間のアレ。 自動車で言えば、同じくギアを変えたときのア…

言葉選び - 忘れがちな基本

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(2) の読書も終盤に差し掛かったときのこと。 なんだ? この違和感…… 唐突に表れたそれ。 御織乃は超感覚タイプなので、この辺は敏感です。 が、知識が阿呆すぎてどうしようもないので言語化できず。 文章にして…

リフレッシュ術 - 双極性障害から見た有効法

おいおい障害者ですか、と思われますか? 答えましょう。そうです。 と、言ってもこれは精神疾患の一種でハリウッドなどでも活躍する 超有名女優、男優さんなども多くいるありがたくも使い所が難しい ものです。 普通の人から見るとこんな感じ。 「お前、昨…

一人称と三人称の違い - 先達より学ぶ

とあるインターネット掲示板のとあるスレッド。 「僕」と「彼」という極めて曖昧で淡白な話題でした。 これなら私でも入る余地がある そう思い、例文を含めたアレンジ文章を投下してみました。 ---- 疾走した身体の勢いが伝わるように腕は月明かりを振り払い…